イギリスで二人の医師がペニスの大きさと足の大きさの関係を調査し、この間には関係がないことがわかった、と発表した。
この2002年に行われた研究に対しては、IgNobel賞も与えられ、世間の笑いものになるという栄誉を得たようだ。
日本でいえば、さしずめ「鼻がでかいやつはチンポもでかい」という説をまじめに調べた、みたいなものだろう。
無関係という結果だから笑いものになっただけだが、もし反映しているという結果が出てたら、靴のデザインが変わったかもしれない。
こんなことを調べるのはアホな欧米人だけかと思ったら、お隣の韓国でも、足や指や鼻の大きさとペニスの大きさの関係を調べた医師がいた。
その結果は、やはり関係なしというものだった。
まあ、女性の皆さんにとっては、どんなものがでてくるかはベットに行ってからのお楽しみにということですね
訂正: 1998年にIgNobel賞を受賞したのは1993年に行われたカナダ人の研究でした。イギリスのはいわば追試ですね。
霊長類のなかではヒトのペニスは並外れて大きい。
ものの本によるとサルの勃起したペニスの長さは以下のようなものらしい。
ゴリラ | 3cm |
オラウータン | 4cm |
チンパンジー | 8cm |
ボノボ | 14cm |
ヒト | 15cm |
古代エジプトの戦争では敵のペニスは切り取るのが風習だったらしい。
捕虜だけでなく倒した敵のペニスも切り取り、並べて戦勝記念品としていた。
戦いを描いた石盤の絵には倒した将軍の頭に角のようなものが描かれているがこれは切り取ったペニスを表していた。
この風習が行われていたのは、ペニスを切り取ることによって死んだ敵が復活できなくなる、と信じられていたことにもよるらしい。
この風習はエチオピアでも行われていたようで、倒した敵のペニスで身に飾ることが20世紀になっても行われていたそうな。
ペニスの数が殺した男の数を示すトロフィーなんですね ひぇー
中華人民共和国では役所に婚姻届けを出す時には、健康診断を受け婚前医学検査証明を出さなければならないとされていた。
ところがこの健康診断は、お上が健全であると認めないものには結婚を認めないという厳しいもの。
検査項目の中には伝染病や重大疾病などの検査以外に、生殖器が正常で生殖に問題を生じないかをチェックする項目もある。
男性の場合には陰茎の発育、包皮の状態、睾丸の大きさ、精索静脈瘤の有無を調べる。
検査室には陰茎と睾丸の大きさを測定する用具を備えなければならないと法律で定めているという念の入れよう。
実際の検査の方法は検査所によってまちまちだったようで、検査医が目で見て特に異常でなければOKというところもあれば、
陰茎の長さと睾丸の大きさを測定し、基準に満たなければ異常としたところもあるようだ。
ところがこの陰茎の長さの基準もいろいろで、弛緩時で5cm未満だと異常だとか、弛緩時に5cm未満でも引き伸ばして8cm以上あればOKだとか、まちまちだったようだ。
なかには弛緩時の長さは5cm以上だったが検査表に「陰茎はやや短め」と書かれ、検査医が新婦に短いほうであることを説明したため破談になったかわいそうな人もいたようだ。
弛緩時の長さなんて意味のないものを測られたあげく、お役所から短小とレッテルはられて結婚もできないとはひどすぎ。
ただ不適となった人でも土地の有力者にお願いするとOKになるということのようで、さすが人治の国は違う。
ちなみに2003年秋から検査証明は不要になったので、もちものに不安をいだいている人も安心して結婚できるようになったらしい。
ノルウェーにはペニスの図鑑がある。
このpenisatlasと名づけられた図鑑にはノルウェーの一般男性100人のペニスの写真が収められている。
性器の写真集といってもポルノではなく男性が自分のものと見比べて一喜一憂するためのものらしい。
このため写真は3方向から撮ったのもが同じ縮尺でのっており、ペニスの大きさが何センチであるかちゃんとわかるようになっている。
気になるのはこの100人をどうやって選んだかということ。
ペニスの大きさ形を比べるために写真を撮らせてほしいという提案に応じる男性のペニスサイズにはちょっと偏りがあるんじゃないかと思うんだが。
ところで日本には女性の外性器の医学図鑑があるんだから、男性器の図鑑も当然あってもいいような気がするんだが。 ないのは男女差別にならないのかな?
ヒトのペニスはサルの中で一番大きい。 なぜ大きいかというとこれは進化の過程で大きくなった、ということらしい。
進化の仕組みには大きく自然淘汰と性淘汰の二つがあるが、ペニスが大きくなった理由もこの二つで説明されている。
自然淘汰による説はペニスが大きいほうが妊娠させやすかったという説で、性淘汰による説は大きなペニスを持つオスが繁殖相手としてメスに選ばれたという説だ。
どちらの説が一般に認められているかというと、これは性淘汰による説のほうだ。
つまり大きなペニスのオスと小さなペニスのオスがいたらメスは大きなペニスのオスのほうと多く交尾をする、
ということが長い間繰り返されたためペニスが大きなオスだけになったというのだ。
この性淘汰の仕組みでは、一度選択の好みが種にいきわたるとその特徴に実用的な意味がない状態なっても選択が続くという働きがあるという。
つまり大きなペニスのオスが選ばれるのは、遺伝的に大きなペニスがいい思うためで、大きなペニスに実用的な意味があるかどうかは関係なくなるということらしい。
ただ誤解を避けるために付け加えると、この進化が起こったのはたぶんなんたら猿人とか、なんとか原人とかの時代だったろうということ。
毛むくじゃらでウホウホなんていっている時に起こったことで、現人類の女性がペニスが大きい男性を選択したためペニスが巨大化したわけでは決してないということらしい。
ペニスが小さいことをからかわれた人が 「オレのは膨張率がすごいからな。立ったらすごくでかくなるぞ。」 と言うのを耳にしたことがないだろうか。
ペニスの大きさについて 「平常時の大きさはひとによって大きく違いますが、勃起した時の大きさにはそれほど差はありません」 と書いてある文章を目にしたことがあるかもしれない。
これは、はたしてホントの話なのか、それとも真っ赤なウソなのか。 これをちゃんと調べた人がいるんですね。
中国で行われたペニスの大きさの調査で弛緩時の長さと勃起時の長さの関係を調べたところ、弛緩時の長さと勃起時の長さには関係がないという結果が得られたそうだ。
韓国で行われたペニスの大きさの調査でも、弛緩時の長さが、長い人(9.1cm以上)、中くらいの人(7.1cm〜9cm)、短い人(7cm以下)の3つのグループに分けて、勃起時の長さに違いがあるかを調べた。
その結果は、多少の差はあるがそれほどの差はない。 例えば長いグループの平均は中くらいのグループと5mm程度の差しかない、というものだった。
ところがこの調査で、弛緩時のペニスの太さで、同じく3つのグループに分けて、勃起時の太さを計算したところ、弛緩時太いグループは勃起時も太く、弛緩時に細いグループは勃起時も細いという結果が得られたのだ。
つまり最初の話の、ペニスが大きいかどうか普通時の大きさではわからない、というのは半分ホントで半分ウソということになる。
言えるのは、ペニスの長さは普通の時の長さではわからないが、ペニスが太いかどうかは普通の時の太さでわかるということだ。
もちろん、立っても全然大きさが変わらないなんて人もなかにはいるでしょうけどね。
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